
就職活動の面接は何を聞かれるか不安ですよね?
この記事は、就職活動の面接で聞かれるよくある質問を10個まとめました。この10個の対策をしておけば不安は解消されます。
事前に何を言われるかわかっていれば準備ができるのに・・・。という方は、読む価値があります。
- 面接で何を聞かれるか不安な人
- 面接でよくある質問を知りたい人
- 面接で他の学生と差をつけたい
就職活動の面接は、ほぼ決まった質問がほとんどです。
特に一次面接は、たくさんの学生と面接をする必要があるので、奇をてらった質問は出づらい傾向があります。
だからこの記事を読んでしっかり対策をとってくださいね。

この記事では10個の質問例を出してますが、全部準備する事が内定の近道です。
就活で対策必須の5個の質問

結論を書くと、よくある5個の質問は、下記です。
- 自己紹介
- 自己PR
- ガクチカ(学生時代チカラをいれた事)
- 志望動機
- キャリアプラン
就活で内定をGETしたい方は、必ず事前準備を行いましょう!
就活の質問①:自己紹介

あなたが何者か?という事を相手に知ってもらわないといけません。
企業側の意図
- 適切な挨拶ができるか
- コミュニケーションを取るきっかけ
という事であまり深い意味はありません。だからシンプルな回答で大丈夫です。
伝えるべき内容
この4つをシンプルに答えましょう。さっきも書きましたがシンプルでOK。
- 大学名や学部名・学科名+氏名
- 大学で学んだ事
- 面接を受けている企業の魅力
- 本日はよろしくお願いします。
回答例
とはいえ、どんな感じかわからない人向けに回答例を作りました。
○○大学○○学部の▲▲▲▲と申します。
学生時代は、テニスサークルの部長を務めており、春と秋の大会に向け80名の部員の指導や、運営に携わりました。
御社の■■に興味を持ち、応募させていただきました。
本日はよろしくお願い致します。

サクッと回答しましょう。

就活の質問②:自己PR

続いては「自己PR」です。あなたの強み・魅力を存分に伝えてください。
企業側の意図
- 応募者の強みが、仕事で活かせるかを判断する
- 応募者の性格や考え方を理解する
企業としては、実際働く上で「あなたの強み」がどう活かせるかを判断する場になります。
とはいえ、過剰に伝える必要はないので、今の自身のスキルをPRしてください。
伝えるべき内容
「あなたの一番の強み、長所」をアピールしてください。
ちなみに、自己PRで伝えるべき内容は「一つに絞るのがポイント」です。
複数強みがある方がいいと思うかもしれませんが、採用担当者は一つに絞られたほうが理解しやすいからです。
回答例
「継続した努力ができる」という学生の場合で例を書きます。
私は「継続した努力」を行う事ができます。飲食店でアルバイトしてますが、チーフを担当しています。
飲食店での接客は未経験でしたが、3年間週4日アルバイトを行い、わからない事は解決し、接客やサービス業を勉強し、チーフに認められました。
このように私は継続した努力ができる事が、長所になります。

回答例はPREP法で書きました。勉強したい人はここをクリック
就活の質問③:ガクチカ(学生時代チカラをいれた事)

学生時代チカラをいれた事。いわゆるガクチカです。
高校時代より大学3年間での努力をアピールし、採用担当者にあなたという人物を知ってもらいましょう。
企業側の意図
- 努力した事実があるか
- がんばった経験から何を学んだか
企業が知りたいのは、努力の内容についてです。だから、学業以外でもOK。
アルバイトやサークル、ボランティアなど、あなたが頑張った経験を話しましょう。
伝えるべき内容
あなたが伝えるべき内容は3つです。
- 何に努力したか
- 苦難をどう乗り越えたか
- 結果的に何を身につけたか
特に、採用担当者は苦労を乗り越えた話を好みます。
だって仕事は、大変な事だらけだから、メンタルや乗り越え方を判断したいんだよね。
回答例
というわけで、また回答例を書いてみました。
(結論)大学時代にチカラをいれたのは、「ラクロスの部活」です。
(事実)4年秋の大会で優勝する事を目標にチームメイトと努力してきました。
(例)高校時代にラクロスを経験していたので、レギュラーとして活躍できましたが、チームでは大学からスタートするメンバーが多く、教える事に苦労しました。
相手のレベルに合わせて教える事が大事だと理解し、全体のレベルを上げる事に成功して、4年の大会では優勝はできませんでしたが、準優勝ができました。
(結論)「教える事の難しさ」「チームメイトとの絆」が大事だとわかった、「ラクロスの部活」がわたしが一番チカラをいれた事です。

「結論→事実→例→結論」で構成するとわかりやすく伝えやすいよ。
就活の質問④:志望動機


一番大事な質問です
なぜあなたがこの会社で働きたいかという理由を、明確に答えましょう。
企業側の意図
- なぜうちじゃなきゃダメなのか
- 入社をして何をしたいかを知りたい
大事なのでもう少し具体的に書くと、採用担当者が知りたいのは、「同じ業界の別の会社ではなく、うちじゃなきゃダメな理由」が欲しい、と考えています。
例えば、ファーストフード業界で働きたい学生は、「モスバーガーでなく、マクドナルド」でないといけない理由。通信キャリアの場合は、「ソフトバンクでなく、ドコモ」でないとダメな理由です。
この考え方は大事だよ!
伝えるべき内容
難しい事を書いてしまいましたが、理由はシンプルに伝えましょう
- 入社したいと思ったきっかけ
- 他の業界、企業ではダメな理由
- 入社後に実現したい事
エントリーしたという事は、なにか魅力に感じた事があるはずです。
ただ、「知名度が高い」「給与が良さそう」「安定している」とかは避けたほうが無難です。その企業のサービスの魅力や、実現できる事に結びつけるのがおすすめです。
回答例
2つほど回答例を書いてみます。
私が御社を志望する理由は「いろんな業界の方と繋がれる」と思ったからです。
学生時代にコールセンターで派遣のアルバイトを行いましたが、その際、派遣会社の社員の方に大変よくしてもらいました。
例えば、電話応対で困った事を相談したり、試験の時には融通をつけてもらったり大変感謝しています。
この時、人に携われる人材業界に興味を持ちました。
この人材業界の中で貴社は様々な業界に精通している為、いろんな業界の方のサポートができると考え、御社を志望しました。
常に新しいサービスを提供している御社の技術力に惹かれ応募しました。
私は昔からパソコンに触るのが好きで、自身でプログラミングを勉強したり、SNSで発信なども行っております。
御社は近年注目のメタバースでの技術提供も行っており、今後伸びる業界での私もチカラを試したいと考え志望させていただきました。
参考になれば真似して書いてみてください。
コツは、
- 結論を冒頭で述べる
- 自身の経験と結びつける
- 将来こうしたいという一言を添える
文章の構成はシンプルでいいけど、「なんで御社じゃないとダメなのか」は、大事な部分なので、しっかり考えしましょう。

10個の質問でも一番大事。だから、一番時間をかけるべき質問です。がんばって!
就活の質問⑤:キャリアプラン

志望動機というヤマを超えたので、このキャリアプランはサクッと回答できるはず。
キャリアプランは、言い換えると「将来この会社で何をしたいか?」です。
実際に働く前なので、想像での回答になるけど、今思う将来実現したい事を語りましょう。
企業側の意図
- 業界や会社を調べているかを確認する
- 漠然とでいいから、将来を考えているか確認する
まだ働いてない学生に将来を語らせても理想の答えはでません。そもそも正解はない答えだしね。
ただ、企業は「その業界や自社について調べているか」「本気のエントリーなら将来したい事くらいあるだろ」という確認をしています。
伝えるべき内容
今持っている知識で、何をしたいか理想を伝えましょう。
- その業界で成し遂げたいこと
- その職種で成し遂げたいこと
回答例
営業職での回答例を作成しました。この例は「職種で成し遂げたいこと」です。
私は営業職として、お客様の困ってる課題を解決し、顧客満足度を向上させたいと思います。
顧客満足度を向上させる事で、お互いに成長していきたいと考えています。
また将来的には営業メンバーのマネジメントも行いたいと考えております。
必須で準備しておいたほうがいいのは、この5つの質問になります。
この5つをしっかり準備しておくことで、「しっかり準備してない学生に確実に差をつけられます」。

志望動機以外は、一つ作っちゃえば他でも使えるようね。
就活で事前準備したほうがいい5個の質問

必須の5個はさきほど紹介しましたが、ここからは「なるべく対策したほうがいい5個」の質問です。
- 短所
- 挫折した経験
- 他社の選考状況
- 就活の軸はありますか?
- 最後に質問ありますか?
重要度は先程までの「必須」と比較すると、少し緩めです。なので、サクサク行きますね。
就活の質問⑥:短所
「短所」なんて聞いてどうするの?と思うかもしれませんが、ちゃんと理由はあります。
企業側の意図
- 短所を理解しているか
- 短所に対し、対策をしているか
人間なので、得意不得意があります。
だから、不得意である短所を認知していて、その短所に対してどのような対策をしているかを確認する質問です。
伝えるべき内容
当たり前ですが、素直に答えましょう。
- ご自身の短所
ポイントは、「短所は○○だけど、▲▲で対策しています。」と伝える事です。
回答例
忘れっぽい学生を例に書いてみます。
私の短所は「忘れっぽい事」です。
例えば、飲食のアルバイトで注文を取る際に、3名以上の注文を覚えられません。
だから、メモを取る事を義務づけて対策し、注文忘れを防いでいます。
このように「短所」→「対策」という伝え方をしましょう。

恥ずかしながら、注文忘れをした私の経験でした。
就活の質問⑦:挫折した経験

考え方は質問⑥の「短所」と同じです。
挫折をどうやって乗り越えたかを確認したい質問です。
企業側の意図
- 挫折をどのように乗り越えたか
- メンタルは強いか
残念ながら仕事でミスは発生してしまいます。その際に、どのように立ち向かうかを判断しています。
伝えるべき内容
具体的に挫折を乗り越えた方法を書きましょう
- 挫折内容
- 挫折に対して、とった具体策
- 結果的にどうなったか
自身の体験を書くだけだから、簡単だと思います。
回答例
運動部で選手で入部したけど、怪我で裏方にまわった学生の事例
スポーツ推薦で大学へ入学し、レギュラーで活躍していました。
しかし、2年秋の大会で骨折し、選手としての復帰が難しくなりました。
私にはスポーツしかないので、すごく落ち込み退部する事も考えました。
ただ、支えてくれたチームメイトや関係者に支えられていた事に気が付き、今度はサポートする側で一番になろうと決意しました。
結果的に選手として活躍はできませんでしたが、それ以上に大きな経験を積むことができました。
自身の体験談だから、長くなりがちですが、シンプルにまとめると伝わりやすいですよ!
就活の質問⑧:他社の選考状況

面接の終盤に聞かれる質問の定番です。
準備してないと、変な空気になっちゃうから準備しておきましょう。
企業側の意図
- 志望度を確認する為
- 本気度を確認する為
一応書いておくと、他の企業の選考を受けているのは全く問題ありません。
企業は、本当にうちに興味がある学生かを確認しています。
伝えるべき内容
前提として、志望度が高い事を伝えましょう。
回答例
第一志望と、第一志望以外の場合の回答例です
御社が第一志望で、内定をいただいた際には就職活動は終了する予定です
御社は第一志望群です。あと1社選考を進めている企業がありますが、そこだけ受けたいと思っています。

繰り返しますが、他企業を選考しているのはOKだから、正直に志望度を伝えましょう。
就活の質問⑨:就活の軸はありますか?

就職活動で必ず出てくる「就活の軸」。
何を目的にしているか、を確認する質問です。
企業側の意図
企業が確認したいのは、この3点です。
- 業界、職種でぶれがないかを確認
- 適当にエントリーしていないか確認
- 本当にうちで働きたい?
とりあえずエントリーしただけの学生は、すぐにバレるので、しっかり考えましょうね。
伝えるべき内容
将来やりたい事を軸にして、話をしましょう。
- この業界を選んだ理由
- この職種を選んだ理由
- この企業を選んだ理由
これら「業界、職種、企業」で何をしたいかです。
回答例
ファッション業界志望の学生を例に書いてみました。
私の就活の軸は、「様々な方をファッションでサポートする」です。
昔からオシャレをする事が好きで、学生時代はショップでアルバイトをしていました。
御社は様々なブランドがあり、多くの年代の方のサポートができると思いました。
このように私の就活の軸は、ファッションで様々な方をサポートする事です。
就活の軸については、記事にまとめているので、このリンクから参考にしてください。

就活の質問⑩:最後に質問はありますか?

準備していないと「特にありません」で終わってしまいます。
最低1個は質問するようにしましょう。
企業側の意図
- 企業を知ろうとする意欲
- コミュニケーション能力の有無
この質問の重要度は低めですが、意欲の確認が主な目的です。
回答例
次の3つから、一つを選べば大丈夫です。
- 御社で活躍する社員に共通する項目はありますか?
- 入社までに勉強しておいたほうがいいことはありますか?
- 昨年入社の方で活躍している方は、どのような方ですか?
逆に質問しないほうがいい事も紹介しておきますね。
- 事前に調べればわかる事
- 面接官がすでに話をした事
- 細かい待遇(有給や休日の細かい話)
これらはなるべく避けましょう。
なるべく準備したほうがいい5個の質問をまとめました。
就活の面接対策であれば、この10個を事前に一度は考えておけば問題ありません。

一度準備しちゃえば、あとは流用するだけ。
就活の質問の記事まとめ

就職活動の面接でよくある10個の質問をまとめました。
この10個を事前に対策しておくだけで、面接で困る事はなく、対策していない学生に差を付ける事ができます。
ぜひ対策して、就職活動を有利にすすめてくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
少しでも参考になれば嬉しいです。
他にも就活の準備に関する記事を書いているので、ぜひ読んでください。
ではおしまい。ライトニングスパイラルでした。



